VPNを使えば、インターネットの利用を安全にできます。
ですが、いざ「VPN 無料 おすすめ」と検索してみると、たくさんのサービスが出てきて迷ってしまう人も多いでしょう。
そこでこの記事では、「無料で安全に使えるVPN」を厳選してご紹介。
無料VPNにこだわり、安全性と機能性を重視してまとめました。
- VPNとは
- 無料VPNのメリットとデメリット
- 完全無料で利用可能なVPN5選
- 無料VPN利用時の注意点
- 無料VPNの選び方
これからVPNを使ってみたい人はもちろん、すでにVPNに興味がある人も、ぜひ参考にしてください。

無料VPNでも安全性の高いサービスだけ紹介するよ!
無料VPNとは?メリットとデメリットを解説
まずは、無料VPNとはどんなものかを見ていきましょう。
メリットとデメリットもあわせて紹介します。
VPNとは?
VPNとは、「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略です。
インターネット上に専用のトンネルを作り、通信内容を暗号化して外部から守る仕組みです。


これにより、自宅でも、カフェの無料Wi-Fiでも、安全にインターネットを使えるようになります。
また、海外のサイトやコンテンツにもアクセスできるのが特徴です。
VPNの基本についても詳しく解説した記事を用意しているので、初心者の方はこちらも合わせて読んでみてください。


無料VPNを使うメリット
完全無料で利用できるものもあるVPNですが、メリットとデメリットの両方が存在します。
それぞれを見ていきましょう。
- コストゼロで使える
-
初めてVPNを使う人でも、費用を気にせず試せます。
- 一時的な利用に便利
-
旅行中だけ、公共Wi-Fi利用時だけなど、短期間の使用に向いています。
- VPNの使い心地を確認できる
-
無料版で試して、使い勝手や速度をチェックしてから有料版に移行する手もあります。
無料VPNを使うデメリット
デメリットは、以下の通り。
- 通信速度が遅いことがある
-
無料プランはサーバー数や帯域が制限されており、速度が落ちやすい傾向にあります。
- データ通信量に制限がある
-
月2GB〜10GBまで、などの制限が設けられているサービスが多いです。
- セキュリティリスクが存在する
-
中にはノーログポリシーが守られていないものも。個人情報漏洩のリスクがあるため、選び方が大切です。
- 広告が表示される場合がある
-
無料提供の代わりに、アプリ内広告が挿入されることもあります。



VPNはセキュリティを上げるためのツールなのにリスクが生じるのは、かなり大きなデメリットだね・・・
無料VPNを選ぶときの注意点
無料VPNを選ぶときは、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 信頼できる運営元か
- ノーログポリシーがあるか
- 公式サイトからダウンロードする
この3つを押さえれば、VPNを無料かつ安全に使えるサービスを選べます。



無料VPNの中には、個人情報を抜き取ってしまう悪質なサービスもあるから注意が必要ね
【2025年版】無料VPNおすすめ5選【安全性・機能性で厳選】
今回紹介する5つのVPNサービスを比較表でまとめました。
無料VPN選びに迷ったら、まずこの表を参考にしてください。
サービス名 | データ通信量 | ノーログポリシー | 通信速度 | 日本語対応 | サーバー数 |
---|---|---|---|---|---|
VPN Gate (筑波大学プロジェクト) | 無制限 | △ (一部サーバーに注意) | 高速 (日本サーバー豊富) | ◯(公式サイトは日本語) | ボランティア提供のため変動 |
![]() ![]() Proton VPN | 無制限 | ◎(完全ノーログ) | やや遅め (無料版制限あり) | △(英語メイン) | 3カ国(米・蘭・日以外) |
![]() ![]() TunnelBear | 月2GB | ◎(第三者監査済み) | 安定 | △(日本語未対応) | 47カ国 |
![]() ![]() Hide.me | 月10GB | ◎(完全ノーログ) | 高速 | △(アプリは英語中心) | 8カ国 |
![]() ![]() PrivadoVPN | 月10GB | ◎(完全ノーログ) | 高速 (動画視聴も可) | △(日本語非対応) | 13カ国 |
ここからは、こちらの比較表に登場した無料VPNを、1つずつ詳しく紹介していきます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをチェックして、自分に合ったVPNを選びましょう。
VPN Gate|筑波大学プロジェクトが提供する日本国内サーバー豊富な完全無料VPN


VPN Gateは、日本の筑波大学が研究目的で提供している完全無料のVPNサービスです。
世界中のボランティアが運営するサーバーに接続でき、特に日本国内サーバーが豊富なのが特徴です。
- データ通信量
-
無制限
- ノーログポリシー
-
△(各サーバーによる)
- 通信速度
-
高速(日本国内なら特に快適)
- 日本語対応
-
◯(公式サイト・マニュアルあり)
完全無料で利用可能なVPNサービスの中でも安全性が高いのは、VPN Gateでしょう。
しかし、接続するサーバーによっては、危険なこともあるので、注意して利用するのが前提です。
プライバシー管理は自己責任となりますが、登録不要で手軽に使える点は大きなメリットです。
Proton VPN|無制限データ通信で完全ノーログポリシーを採用した信頼性の高いVPN


Proton VPNは、スイスの企業が提供するVPNサービスです。
データ無制限の無料版も提供している数少ないVPNでしょう。
「完全ノーログポリシー」と「無制限のデータ通信」が最大の魅力です。
- データ通信量
-
無制限
- ノーログポリシー
-
◎(完全ノーログ保証)
- 通信速度
-
やや遅め(無料ユーザーの制限あり)
- 日本語対応
-
△(一部対応)
セキュリティ意識の高い人にぴったりですが、速度を重視する場合は少し物足りないかもしれません。
TunnelBear|初心者にも使いやすいインターフェースで安心して使えるVPN


TunnelBearは、初心者でも迷わず使えるシンプルなVPNサービスです。
アプリのデザインも可愛らしく、操作に迷うことがありません。
- データ通信量
-
月2GB
- ノーログポリシー
-
◎(第三者監査済み)
- 通信速度
-
安定
- 日本語対応
-
△(一部対応)
データ容量が少ないため、ちょっとした海外サイトの閲覧や軽めの通信に向いています。
無料プランで動画の視聴やオンラインゲームを利用するのは難しいでしょう。
Hide.me|月10GBの高速データ通信とセキュリティ面で信頼できるVPN


Hide.meは、マレーシアに本拠を置くVPNプロバイダーです。
無料版VPNでは、月10GBまで使え、通信速度も比較的高速です。
- データ通信量
-
月10GB
- ノーログポリシー
-
◎(完全ノーログ)
- 通信速度
-
高速
- 日本語対応
-
△(英語中心だが設定は簡単)
セキュリティも高く、日本サーバーに無料で接続できる点が魅力です。
PrivadoVPN|動画視聴にも対応した高速VPNで月10GBのデータ通信量


PrivadoVPNは、ストリーミング視聴にも対応した万能型のVPNです。
無料プランでは、月10GBまで利用可能です。
スイスに本社を置き、プライバシー保護にも力を入れています。
- データ通信量
-
月10GB
- ノーログポリシー
-
◎(完全ノーログ)
- 通信速度
-
高速
- 日本語対応
-
△(一部対応)
無料版でもNetflixなどの動画配信サービスにアクセスできることがあり、エンタメ用途にもおすすめです。
ただ、月10GBという制限があるので、動画視聴をしてしまうとすぐに制限がかかってしまうので注意しましょう。
無料VPNを選ぶときの5つのチェックポイント
無料VPNを選ぶときには、ただ「無料」というだけで決めてしまうのは危険です。
本当に安全で使いやすいVPNを選ぶために、必ずチェックしておきたいポイントを紹介します。
1. ノーログポリシーがあるか


信頼できるVPNは「ノーログポリシー」を掲げています。
ノーログポリシーとは、利用者のアクセス履歴や通信内容を記録しないことを意味します。
無料VPNを選ぶときも、必ず「ログを保存しない」と明記しているサービスを選びましょう。
2. 通信の暗号化レベル
VPNの最大の役割は、インターネット通信を暗号化して安全性を高めることです。
暗号化方式は「AES-256ビット暗号化」など、高水準のものを採用しているか確認しましょう。


暗号化レベルが低いと、第三者に情報を盗み見られるリスクがあります。
3. 通信速度と安定性
無料VPNはサーバー数が限られている場合が多く、通信速度が遅くなりがちです。
快適に使いたいなら、「通信速度が安定している」という口コミがあるサービスを選びましょう。
高速なVPNを探す際には、「Ping値」「ダウンロード速度(DL)」「アップロード速度(UL)」に着目しましょう。


特に動画視聴やゲーム用途では、速度が重要です。
有料VPNですが、ゲームにおすすめのVPNはこちらの記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。


4. データ通信量制限の有無
無料VPNの多くは、月間2GB〜10GB程度のデータ通信量制限があります。
用途に応じて、十分なデータ量を確保できるサービスを選ぶことが大切です。
完全無料かつ無制限で使えるVPNは貴重なので、特に注目しましょう。
6. 運営元の信頼性
VPNサービスを選ぶときは、運営している会社や団体の信頼性も確認しましょう。
できれば、スイスや日本などプライバシー保護意識の高い国に拠点があるVPNがおすすめです。


国内では、筑波大学が運営しているVPN Gateが圧倒的に信頼性が高いでしょう。
大学機関(VPN Gateなど)が運営しているVPNも、比較的安心して利用できます。
無料VPNを使う際のリスクと対策
無料VPNには、多くのメリットがありますが、それと同時にいくつかのリスクも伴います。
ここでは、無料VPNを使う際の主なリスクと、それに対する対策を解説します。
リスクを知り、適切に対策を取ることで、より安全にVPNを利用することができます。
1. セキュリティリスク(悪質なVPNの存在)
無料VPNの中には、ユーザーのデータを収集して第三者に販売したり、ウイルスを含んだアプリを提供するものがあります。
そのため、個人情報漏洩やマルウェア感染のリスクが高まります。



ノーログポリシーを明記しているVPNサービスは安心できるよ!
第三者機関による監査を受けているサービスだと、さらに信頼性が高いね。
2. 通信の遅延や不安定さ
無料VPNはサーバー数や帯域が限られているため、通信速度が遅くなることがあります。
特に、無料プランでは、接続しているサーバーに多くのユーザーが集中し、遅延が発生することがあります。
3. データ制限のあるVPNの使用
無料VPNは、月間のデータ使用量に制限が設けられていることが一般的です。
データ容量が少ないと、長時間の利用や動画視聴、大容量ファイルのダウンロードなどができません。
用途に応じて、データ制限が十分であるVPNを選びましょう。
完全無料でデータ使用量が無制限のVPNは、「VPN Gate」と「Proton VPN」です。
4. サーバーの場所や数の制限
無料VPNは、選べるサーバーの数が限られている場合があります。
例えば、無料プランでは接続できるサーバーが1〜2カ国に制限されており、海外コンテンツを視聴する際に不便を感じることがあります。
より安全・快適に使うなら有料VPNもあり!
無料VPNには多くのメリットがありますが、長期的に使う場合や高セキュリティを求める場合には、有料VPNを検討することをおすすめします。
無料VPNでは満足できない点がある場合、有料VPNに乗り換えることで、さらに快適で安全なインターネットライフを送ることができます。
有料VPNのメリット
- 高速・無制限のデータ通信
-
有料VPNは、無料版よりも高速で安定した通信が可能です。
大体の有料VPNサービスはデータ通信量に制限がなく、動画視聴やゲームプレイも快適に行えます。
- 世界中のサーバーにアクセス可能
-
有料VPNは、世界各国にサーバーを持つことが一般的です。
無料VPNでは限られた国しか接続できないことが多いですが、有料VPNでは、海外のコンテンツにも簡単にアクセスできます。
- 高度なセキュリティ機能
-
有料VPNは、最新の暗号化技術やセキュリティプロトコルを使用しており、オンラインプライバシーを徹底的に守ります。
大半の有料VPNでは、さらに「ダブルVPN」や「暗号化トンネル」など、より高いセキュリティが提供されています。
- サポート体制の充実
-
有料VPNサービスでは、24時間体制のサポートを提供していることが多く、トラブル時にも安心です。
おすすめの有料VPN
2025年現在、評判の良いおすすめ有料VPNサービスは以下の3つです。
無料VPNでは物足りないという場合、ぜひ検討してみてください。
VPNサービス | 特徴 |
---|---|
![]() ![]() NordVPN | 世界中に数千のサーバーを持ち、非常に高いセキュリティと速さを誇ります。 特に、NetflixやYouTubeの地域制限を突破できる点が便利です。 |
![]() ![]() ExpressVPN | 高速で安定した接続が可能で、無制限の帯域を提供。 全世界94か国にサーバーを持ち、使いやすいインターフェースが特徴です。 |
![]() ![]() Surfshark | 高いコストパフォーマンスを誇り、無制限のデバイス接続が可能。 セキュリティも非常に強力で、マルウェアや広告ブロック機能も搭載しています。 |
上記以外で初心者におすすめのVPNはこちらで紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。


有料VPNへの移行を検討すべきケース
以下のような悩みがある方は、有料版のVPNへの移行をおすすめします。
- 無料VPNの通信速度に満足できない
- データ通信量制限が厳しいと感じる
- オンラインゲームやストリーミングサービスを利用したい
- 高いセキュリティとプライバシー保護を求めている
無料VPNを利用しているけど、上記に当てはまる場合は、ぜひ有料VPNの導入を検討してみてください。
無料VPNでも安全・快適に使おう!
無料VPNは、コストをかけずにインターネットのプライバシー保護や海外サイトへのアクセスを可能にする便利なツールです。
しかし、無料VPNを選ぶ際には、セキュリティ、通信速度、データ制限などをしっかりチェックすることが重要です。
本記事で紹介した、VPN Gate、Proton VPN、TunnelBear、Hide.me、PrivadoVPNは、いずれも信頼性の高い無料VPNです。
それぞれの特徴を比較して、目的に合ったサービスを選びましょう。
無料VPNでも十分に快適に使える場合が多いですが、より高いセキュリティや速度を求める場合は、有料VPNの導入も検討しましょう。
有料VPNでは、無制限のデータ通信、高速な接続、安全な暗号化、広範囲なサーバー接続など、さらに安心してインターネットを利用できます。
VPNを上手に使いこなし、インターネットをもっと安全で快適に楽しみましょう!